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「日本のプロ野球を考える」第3回分(つづき)

字数制限により分割した分を掲載します。




投稿者: HOWELL_44 (40歳/男性/東京都) 2002/11/25 1:57 メッセージ: 109 / 147
こんにちは。
この議題の提案者でありながら、今までノーレスで申し訳ありませんでしたm(__)m
しかし、本日もペタが読売との契約が決まった様に、もはや読売以外のファンから見れば、「もう好きにしたら?」とサジを投げたくなる状況となっています。
ただ、野球ファンがすべて読売ファンという訳では決して無いという事と、やはり、各チーム戦力を整える事が可能な状況として、どのチームも優勝争いができる環境がよりエキサイティングになるのではないかと思っています。
但し、単に戦力の均衡化だけを考えれば、ウエーバー&FA制度の撤廃にしてしまう事により、容易に解決できるかと思います。
しかし、そういう制度であれば、プロ野球選手として働く方々に夢を与える事ができず、プロ野球を志望する選手人口の低下にも繋がるかもしれません。
また、球団経営の立場からも、現状のFA及びドラフトの制度が良いとは決して思えません。
こうした観点から、FAとドラフトについての改良私案を述べさせて頂きたいと思います。
FA制度は次の通り改定すべきです。
・FA権取得期間の大幅短縮化
 一軍登録を基準とし、フルにベンチ入りしていれば、5年程度で獲得(現状では権利取得までの期間が長すぎて、行使できる選手が限られる為。特に大学卒は厳しすぎる。金本でさえすでに34歳)
・FAを行使して、他チームに移った場合に発生する現状の人的補償及び補償金供与の制度は撤廃する(足かせが強すぎる為、FA権が一部の実力選手にしか行使出来ない状況になっている)
・FA宣言した選手を獲得したチームは翌年のドラフト権を譲渡したチームに譲る事とする。
・FA取得選手は取得直前の過去3年間の実績によってランクづけされる。例えば野手で平均3割の打率実績を持つ選手はAランク、3割未満2割5分以上ならBランク、2割5分未満ならCランクとする。FA選手を取得した球団は、Aランク1名なら翌年のドラフト権で1位指名を譲渡し、2名獲得ならば1位・2位の譲渡とする。Bランク選手なら3位または4位指名の譲渡、Cランクならば5位及び6位指名の譲渡とする(この場合、ランクにより2名まで獲得可能)
この様なオプションを作る事により、球団の戦略が多様化し、選手自身もうまく自分を売り込み、移籍するチャンスが出てくると思う。
なにより、FA選手獲得チームのドラフト権譲渡は少なくとも、今よりは選手獲得の不公平感が解消されるものと思われる

ドラフトについて言えば、現状の自由枠制度は本当にドラフトを制度撤廃して自由に獲得できる制度と同等に思える位です。
しかし、逆指名というのは私的に結構、面白く、残しても良い部分であるとも思います。
例えば、サラリーマンとして全国規模の会社に入社する時にも、地域採用を願い出る場面もありますよね?
あと、親の面倒を近くでみたいとか(笑)
こうした点をふまえて、以下の通り私案を提示します。
・逆ウエーバー制度
1巡目は成績上位チームからの指名、2巡目は下位チームからの指名、3巡は上位から、4巡目は下位から‥という具合。 
その心は、現状の制度は一気に有望選手を2名抱え込める点がまずいのであって、順番に指名する程度であれば、さほど不公平感が無いと思うこと。
あと、ドラフト前に成績を残せなかったチームから優先的に選手選択できるのは、私的に腑に落ちません(笑)
少しは努力しろと言いたいです。
これはウエーバー制の弱点である、下位チームにおけるシーズン終盤での無気力試合を防ぐ事と、やはり一つでも上位の成績を臨む気持ちを維持させたいという狙いもあります。
・逆指名を存続させる(その1)
但し、逆指名を受けた球団は1名ならドラフト1巡目の権利をその選手に充当する。結果、FAに対する私案でも述べた様にAランクFA権取得者の獲得は1名限定となる。もし逆指名を2名採れば、獲得球団のドラフト1巡目と2巡目に充当され、その年はAランクFA取得者は獲得できない事とする。
・逆指名を存続させる(その2)
逆指名で入団した選手はFA権の前借りをしたと見なし、10年間一軍登録を経た後に権利を取得するものとする。
逆指名をしてFA権を容易にもらえる制度は甘過ぎ!
・ドラフト指名された選手の入団拒否の足かせ
これは下らない囲い込みを防ぐ為で、入団拒否した選手は向こう5年間、プロに入れない事とする。
同時に、大学野球及び社会人野球に進む計画が事前にあるならば、ドラフト会議前に指名拒否声明をする事とする。
つまりこれらは、囲い込みによる裏金戦略を防ぐ為でもある。
こうした制度の確立によって、ファンとしては戦力の均衡化が期待され、選手は入団及び移籍のオプションが増え、球団経営的に言えば、余計な金を使わず、しかも戦力補強の戦略によっていかようにも強くできるかと思います。
以上ですが、説明が多分に判りづらい点もあったかもしれません。
ご不明な点があれば、お答えします。

投稿者: red_p8 (45歳/男性/彩の国 さいたま市) 2002/11/24 0:14 メッセージ: 107 / 147
僕の私案はちょっと思考を変えてみたいと思います。それは各球団がドラフトで取りたいと思う選手の名前を一斉に出してしまう方法です。これはドラフト開催前に各球団からコミッショナー事務局に交渉権を獲得したい選手の名前を書いた書類を提出します(これはマスコミ発表されます)。そして、ドラフト当日に獲得したい選手に優先順位を付けて提出し、各球団から提出された名簿と見比べて獲得選手を決定します。今年のドラフトに上がった選手で例を挙げてみましょう。
スワローズ  1.和田毅 2.高井雄平 3.木佐貫洋 4.新垣渚・・・
ジャイアンツ 1.和田毅 2.木佐貫洋 3.高井雄平 4.長田昌浩・・・
ライオンズ  1.後藤武敏 2.小野寺力 3.高井雄平 4.長田昌浩・・・
ホークス   1.和田毅 2.新垣渚 3.木佐貫洋 4.加藤大輔・・・
他球団、他の選手は割愛させていただきましたが、このように各球団が名簿を出し合います。そして、次のルールに則り交渉権を獲得します。
1)球団の指名が1つしかない場合はその球団が交渉権を獲得する。
2)選手の名前が重複した場合はその選手の名簿順位が上位のチームが交渉権を獲得する。
3)選手の名前・順位が重複した場合は今シーズンのチーム成績の上位のものが交渉権を獲得する。(この場合、セ・パのリーグで順位が同じ場合は日本シリーズの勝利リーグが優先権を有す)
4)前順位の選手の交渉権を獲得できない場合は次順位の選手が繰り上がるものとする。
5)前順位の選手の交渉権を競合により獲得できた球団は次順位の競合は出来ないものとする。
このルールで上の表を参照すると、ライオンズの後藤は他球団で1位に挙げている球団が無いので無条件で交渉権獲得。和田毅の名前を挙げている球団は3球団あり、どこも1位ですが、ルールの(2)と(3)によりジャイアンツが交渉権を獲得します。そして、和田毅を獲得できなかった他の2球団はそれぞれ2位の選手が1位に繰り上がり、スワローズは高井、ホークスは新垣の交渉権を獲得します。
次に2位の交渉権はスワローズ・ホークスが3位から繰り上がった木佐貫、ジャイアンツは元の順位の木佐貫とこれも3球団から名前が挙がりますが、ルールの(2)と(5)によりホークスより順位の上のスワローズが交渉権を獲得します。
と、このようにドラフトを進めるというものです。(このドラフト制度は逆指名はありません)
このドラフトの良い点は
1)事前に各球団から発表される「交渉権獲得希望選手名簿」を見てファンもドラフトの本番までゲーム的に面白く考えることが出来る。
2)交渉権は常に上位チームに優先権が与えられるのでペナントの消化試合も各チームが順位を最後まで追い求める。
3)ドラフト当日に発表された各チームの名簿順位により、様々なドラマが生まれる。
また、悪い点は
1)ゲーム性が強いので選手をゲームの駒のように扱うことになる。
2)全てにおいて貧乏くじを引くチームが出てくる可能性がある。
などでしょうか。
そして、このドラフトに自由枠を設けるとするならば、1つの自由枠を使ったチームは優先順位を下げるというのもアリかなと思っています。つまり、ジャイアンツがA選手を自由枠で獲得した場合は優先順位が下がり、名簿1位の和田選手はスワローズが交渉権を獲得できると言うことになります。
まず、ドラフトの私案として考えてみましたが、皆さんはどう思われますか?(^_^;)
ちょっと長くなりました。m(_ _)m

投稿者: hirokosankirei (30歳/寛子さんは白雪姫) 2002/11/29 19:49 メッセージ: 123 / 147
「職業選択の自由」の観点から1993年より導入・実施された改正ドラフトではありますが、実際に実施してみると、
本来の目的は達成されてはいるものの、有力選手の獲得において巨額の資金がかかりすぎています。
プロでの実績が皆無のプロでは未知のアマ選手に何億もの金が飛び交うのはきわめて異常ではないでしょうか。
今日のドラフト制度の導入・実施によって、有力選手を囲い込むために札束が飛び合い、特定の人気球団に
有力選手が集まる仕組みになっており、著しい戦力不均衡を引き起こしております。
特にセとパの戦力格差はひどいの一語に尽きます。ここ数年の日本シリーズを見れば一目瞭然です。
このままではプロ野球人気の低下は避けられません。(ていうかもうもう手遅れかもしれませんが…)
現在のドラフト制度については、昨年から制度の1部改正があり、2人まで自由枠が認められるという制度になり、
自由枠を2つ使った球団はドラフトに参加できるのは4巡目からという内容の改革があり、金満球団に対してささやかな
抵抗をみせはしましたが、私が思うに、こんなのははっきいって改革でもなんでもない。小手先の改革でしかありません。
ハウエルさんも言われていましたが。自由枠で2人も囲える制度では、もはやドラフトと呼べるものではありません。
FA制度は、選手会が「移籍の自由」を求めて長年かけて勝ち取った権利であり、入団時に「職業選択の自由」
が与えられていない選手に対しては「移籍の自由」を保証しなければならないので、FA制度は残す必要があると思います。
とまあ、問題点ばかり書いてきましたが、私案も提示させてください。
最低でも、自由枠の上限2名を1名にするくらいの改革は必要です。
自由枠を1人にした場合、自由枠を使った球団はドラフトに参加できるのは4巡目からとすることでいいと思います。
もし、自由枠の上限を2人とするのならば、自由枠を2人使った球団はその年のドラフトでの指名はできない
という制度にするのがいいかと思います。
しかし、私の希望は、自由枠の上限は1名が望ましいと思うので、自由枠2名は撤廃してもらいたいのが私の考えです。
ここで私の案をまとめます。
◎自由枠の上限は1名とする
 ㈰自由枠を使った球団      …… ドラフト指名に参加できるのは4巡目以降
 ㈪自由枠を使わなかった球団 …… ドラフト1巡目・2巡目・3巡目・4巡目とそれ以降すべての指名にもれなく参加できる
FA制度については、FA権の取得年数は、高卒で10年、社会人・大卒は8年。補償金は撤廃し、
FA宣言しての残留は認めないということでどうでしょう。特定球団へ有力選手が集まる戦力不均衡を防ぐため
獲得できる選手を1人にする必要があると思います。
そして、1993年のドラフト制度の改正以降、逆指名または自由枠で入団した選手に対しては、
「国内他球団への移籍の権利」を与えないとすることでどうでしょうか。
ここでなぜ、「国内他球団への移籍の権利の撤廃」というのかというと、海外の移籍の権利だけは残したいからです。
なぜなら、日本プロ球界に入らずにいきなり渡米する選手はめったにいないと考えられます。
また、選手がメジャー移籍を考えるのは、どうしても、プロ入り後数年間、日本のプロ球界でプレーしてみて、
自分の実力を把握してからメジャーで自分の力を試してみたいという考えを抱くようになる選手が多数出てくることから
「国外移籍の自由」は残さなければならないと思うのです。
よって、逆指名・自由枠で入団した選手のFA権は、「海外球団への移籍の権利」のみを保証するということでどうでしょうか
何を始めるにも、完璧な制度などあるはずがありません。小手先の改革では何も解決しません。
戦力不均衡をなくすためのドラスティックな改革が望まれます。
現在、ただでさえメジャーへの選手流出に歯止めがかからない今日の日本球界だけに
戦力格差が顕著な日本球界は今や瀕死の危機にさらされているといっても過言ではないでしょう。
事実上の球界のドン渡辺オーナーが球界を牛耳っているかぎりは日本球界に夜明けは来ません。
球界の発展のために強力なリーダーシップを発揮してもらえるのならいいのですが、
どうもこの人の頭の中には、自軍を強くしようという考えしかないようです。
自軍に有利にはたらく制度の導入の際には、この上なく精力的に動いていられたようですが…
「金のない球団は球団経営をする権利はない」 「球界の足を引っ張る球団は球団を手放せ」
というのがこの人の考えです。豊富な軍資金を誇る球団だけが残ればいい、ダメな球団は
自然淘汰され、最終的には1リーグ制へ移行すればいいと考えておられるようです。

投稿者: olbife (28歳/男性) 2002/12/ 1 3:36 メッセージ: 125 / 147
私は近鉄・阪神のファンですがお邪魔していいですか?
私も現在のドラフト制度には、憤りを感じている一人です。
みなさんの意見、読ませていただきました。
私の意見ですが、
「自由獲得枠、逆指名権は無条件で撤廃!完全ウェーバー制でなければドラフト改革とは呼べない!」
とはっきり断言します。もはや小手先のごまかしではどうしようも無くなってきています。
詳しいことについては、以下のトピックの「650」〜「680」の中で述べています。かなり長いです。(笑)
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=SP&action=m&board=2000193&tid=faa4ha5ia5ia5ua5ha4ka4da4a4a4fbfbf7ua4k8la4ma4a6&sid=2000193&mid=1&type=date&first=1(Link切れ)
簡単にまとめると、「公正かつお金のかからない制度の導入が、プロ野球改革の絶対条件」ということです。

投稿者: walthercycle (45歳/男性/広島)  2002/12/ 2 1:59 メッセージ: 131 / 147
私見ですが現制度を改良して目指すところは以下2点と思います。
1、NPBの発展
2、選手の権利
1の為の施策としては、一部球団オーナの考えとは異なるでしょうが、戦力の均衡を如何に図るかです。
そもそもそれがドラフト制度導入の目的の1つですし(話を簡単にするため契約金には触れません)、その前提は誰も(公式には)否定していないはずです。
但し「戦力の均衡」と2の「選手の権利」が時に相反する場合があるので、その着地点が難しいですね。
まず「戦力の均衡」ですが、前述の通りその為のドラフト制度ですから、自由指名枠という制度はそもそも矛盾です。
次に「選手の権利」を考えるに当たり、選手をドラフト候補(従い正式には選手ではないけど)と現役選手に別けてみます。
ドラフト候補も契約した時点で現役選手ですから、私は両者は基本的に同じ権利を持っていないと不公平と考えます。
現役選手が契約する球団を選べるのはFA権取得後ですから、FA要件未達の新人選手が球団を選ぶ権利はない、従い逆指名は廃止すべきです。
その代わり現役選手同様、トレードは認めます。所謂3角トレードは有りと。
このままでは選手の権利が従来と変わらないので、FA期間短縮は認めてあげましょう。
ドラフト順ですが、従来の抽選方式が充分戦力均衡目的を達していた実績を買い、クジ引きでいいのでは。
以上まとめますと、自由指名枠、逆指名は無し、新人トレードあり、FA期間は短縮、ドラフトは指名と、なんか平凡だけどこんなもんでどうでしょ?

第3回プロ考(以上)

今回は様々な意見が寄せられましたが、それは現行制度は誰が見ても「おかしい」と思われるものだと言う事に他ありません。昨年は現在楽天に入団した一場選手の騒動によって、何人かのオーナーが辞職したりしました。プロ野球が今後発展するには、ファンが(もちろん各球団も)納得でき、分かりやすい選手獲得の方法、システムづくりは欠かせないものとなるでしょう。
by chankin1 | 2005-06-10 01:34 | Sport

ほとんど毎日、明治のミルクチョコレートを食べていますw


by ちゃんきん