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桑田の夢の始まりは…

<桑田真澄>「野球の神様に感謝」大リーグデビュー
毎日新聞 [ 06月11日 10時58分 ]

元読売ジャイアンツの桑田投手が、ヤンキースタジアムで夢の舞台であるマウンドを踏みしめた。2回を投げ、A・ロッドの1発で2失点を喫した。しかし、それは心地よい特別な被本塁打であったであろう。

シーズン直前の審判との接触によるケガ。手術を避け、自然治癒で我慢強くリハビリに励んだ末の大リーグ初登板。「野球の神様に感謝」との言葉は、それを発したと同時に画面を通して見た誰よりも、胸の中に染み入っていったに違いない。



思えば、昨年ジャイアンツ退団時に、「スワローズに来ないかな」と願ったが、スワローズのフロントが動かず腹を立ててしまった。だが、桑田の夢を追うためにはこの方が良かったのだろう。また、スワローズに来ても多くのファンに歓迎されず、つまらない野球人生の締めとなったかも知れない。

桑田は周りから見れば滑稽に映るほど生真面目で、探求心があり、客観的な分析もする。生真面目であるがゆえにホラを吹けない。そして、いつも「等身大の自分でいたい」と考えているのだと思う。必要以上に大きく見せる事もしなければ、過小評価もしない。彼の口から出てくる言葉がそれを物語る。
であるから、桑田が「未だやれる」と言えば「やれる」のだ。

ずいぶん昔になってしまうが、江夏豊投手が日本で戦力外通告された後、大リーグに挑戦した事を思い出す。江夏の場合は残念ながら大リーグに昇格出来ず、そのまま引退となってしまったが、日本球界でお払い箱になったロートル選手を、テストさせる大リーグの懐の深さに感心してしまった。その懐の深さはファンの懐の深さでもあるのだろう。

日本でお払い箱になった桑田が大リーグで尊敬され尊重される理由。日本のプロ野球関係者が、この日米の違いを認識し、どのように考えて実行していくかで、プロ野球の未来が変わっていくのでは無いだろうか。
by chankin1 | 2007-06-12 02:50 | Sport

ほとんど毎日、明治のミルクチョコレートを食べていますw


by ちゃんきん