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タバコの増税かぁ・・・

 前々から小耳に挟んでいたのだが、どうやらタバコの増税が決まりそうだ。僕は、世間から見れば愛煙家だと思う。一日30本前後吸う(以前は40本以上吸っていた)。最近は公共の場での禁煙、健康被害への懸念などが増えたり言われるようになり、喫煙者にとってはオチオチ吸っていられない状況になってきた。

 タバコはもちろん僕が生まれた時には既にあって、祖父や父が吸っていた。実家の斜向かいの「茶わん屋」さんがタバコを売っていたので、オヤジにはよく買いに行かされたものだ。中学、高校ではあまり勉強をしない友人が多かったので、タバコを吸う奴がちょくちょくいたが「吸ってみたい」とか「吸いたい」と思った事も無かった。



 吸い始めたのは上京した21歳からの事。法律には反していない。(^_^;) そんな僕がなぜ吸い始めたか? それは数人の友人の影響だ。今更怨言を言うつもりはないが、当時生活のほとんどを僕の部屋で過ごす奴もいた。彼らは、かなりのヘビースモーカー。何人かが入れ替わりに3・4日泊まって行ったりする。吸わない僕は嫌だったのだが、強く嫌わなかった事もあって、部屋の中はいつもタバコの煙で充満していた。なので、「これじゃぁ、タバコを吸っているのと同じだ」と思って吸い始めたのだ。

 吸い始めた頃は、法律も世間的にもあまり悪く思われていなかったし、ニコチン中毒になると言うアナウンスも少なかったので本当に軽い気持ちで始めてしまった。それから今日に至っているのだが、完全にニコチン中毒になってしまったのか「やめよう」と強く思った事はない。だが、これだけ周りからのプレッシャーが強くなると考えなくてはいけないだろう。最近は病院に通院して、喫煙をやめる事のできるプログラムもあるので、「やめよう」と思えばやめられる状況にあるようだ。今回の増税が良い契機かも知れない。

 しかし、その前に一事書いておきたいと思う。

 タバコは以前、「日本専売公社」が独占で売ってきた。「公社」と言えば、政府が出資する法人。つまり、政府が独占で売ってきたものだ。それが、今は完全に喫煙者が悪い事にしようとしている。当時は判らなかったとは言え、中毒性・有害性のあるものを販売してきた事に責任は無いのか? 例えば今問題になっている「アスベスト」がある。これも、当時は有害だと判っていなかったとは言え、アスベストが含まれるものは政府の責任で全て除去しようとしている。タバコはこれと同じではないのか? 有害と判ってからも今まで平気で売っていたのだ。つまり、政府はタバコをやめようとする人に何らかの援助をする義務と責任があるのではないのか? と言う事だ。

 政府はタバコをどのような位置づけにしているのか? 税収に必要なものとして、捉えているのか。有害なので販売をやめたいと考えているのか? 多分、その両方であると思う。なぜなら、今までとってきた政策が中途半端だからだ。有害でやめさせたいと思うなら、販売を完全にストップさせれば良かった筈だ。しかし、そうすると業界からの抵抗があるだろうし、税収もなくなってしまう。なるべくどちらにも受け入れられる無難な線で終ってきたのだろう。

 アメリカでは個人がフィリップ・モリス社に対して訴訟を起こし勝利している。このような事が日本で起っても不思議ではない。であるから、なるべく喫煙者に刺激を与えないような方策を取ってきたのではないか? しかし、政策の間違いはいつも責任が曖昧になるか、民間に押し付けているな。
by chankin1 | 2005-12-15 12:18 | 政治・Social(社会)

ほとんど毎日、明治のミルクチョコレートを食べていますw


by ちゃんきん