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小泉総理の怒りの表情の奥には

 先日、郵政民営化法案が否決され、解散した後だったと思うが、テレビ画面には記者がいわゆるぶら下がり状態で、マイクやボイスレコーダーを向けられた小泉首相が映し出されていた。質問の内容は覚えていない。首相の話も聞けなかった。と言うのは彼の顔があまりにも異常で、そのことに気を奪われてしまったからだ。



 誰もが承知の通り、彼は激情家でいろんな場面で、さまざまな表情を見せてくれるが、前述の時の表情はそれまでの総理の表情とは全く違った印象を受けた。怒りを覚えた時の表情を「鬼の形相」などと言うがそれとも違う。その表情は確かに「怒り」なのだが、それ以外の何かが彼の表情には隠れていたように感じたのだ。その隠れた感情とは「恐怖」である。人は物事が思うようにならない場合に苛立ちや怒りが込み上げたりするが、そこに何か別の恐怖から来る焦りがそれらを倍増させているような印象だった。

 それは本当に恐怖だったのだろうか? 僕の思い過ごしだけなのかもしれない。そこで、郵政民営化が本当に急がなくては成らないものなのか考えてみた。

 郵政民営化は総理の悲願だと言う。それが順調に行かなかったからあの表情になったのか? いや、そうではないだろう。なぜなら、郵政民営化が思うようにならなくても、逃げ道が数多く存在するからだ。郵政民営化法案が可決されなかった場合は、反対した議員の所為にしたり国民が選択した事だと考えれば良い事だ。また、総理続投の目も大きかった事を考えると、それほど慌てる事でも無いように思う。

 しかし、そのような事は考えず、前回公社化した時に4年間様子を見るとされたものを前倒しして、強硬に民営化法案を可決しなければ成らなかった理由。そこに何か隠れているような気がする。勿論、この印象は僕個人のものでしかないので、間違っているかもしれない。しかし、近ごろの彼の発言や行動を考えると腑に落ちない事ばかりだ。(元々変だったのではあるが・・・)

 いろいろ考えると、さまざまなところで言われているようにアメリカへの配慮があって、それももっとピンポイントに特定の企業や団体への配慮ではないのか? 今のところそれ以外に首相があの表情になった理由が見つからない。
by chankin1 | 2005-09-02 08:55 | 政治・Social(社会)

ほとんど毎日、明治のミルクチョコレートを食べていますw


by ちゃんきん