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4月1日は「エイプリルフール」でした。

 小学校の時だったと記憶しているのですが、友達が「今日は嘘をついても良い日だよ」と、言うのを聞いて始めてその存在を知りました。「うそだぁ」と反応した僕ですが、今その状況を思い浮かべると自分で言うのもなんですがカワイイやり取りです。(^_^;) 昨日、ラジオで聞いたのですが、最近の子供たちは「エイプリルフール」を知らないようですね。親が「嘘をつく事はいけない事」と教えるからでしょうか? 僕はその存在を知ってからは4月1日には「どんな嘘をつこうか」いろいろ考えたものです。 4月1日くらいは親も驚くような嘘を考えてユーモアのセンスを磨いてほしいと思うのですが・・・。(^_^;)



 世界の大きなメディアにもこの日を「イベント」として捉えていて、正々堂々とウソの記事を載せるところがあります。ニューヨークタイムズ紙なども毎年掲載するようです。ずいぶん前になりますが、確かスポーツ紙の「Number」だったと記憶していますが、「野球のボールを180kmで投げる人がいる」と言う記事が載っていて、僕の周りではその話で盛り上がったりしました(まぁ、時間にして数分ですが(^_^;)。その頃は、雑誌やメディアに「エイプリルフール」の慣習が少なく突然だったと言う事、真面目なスポーツ紙だったと言う事、「180km」と言うひょっとしたら「投げられるかもしれない」と言う希望のようなものが湧く絶妙な数値だったので、すぐに「嘘」と決めつけられないものがありました。「嘘」だと言う結論を持つまでいろんな考えが浮かんできて楽しめた事を覚えています。

 この日(4月1日)の嘘は、まず「えぇ〜!」と言う驚きがあり、再度その記事や言葉を吟味させ、疑心暗鬼な面持ちで再々度記事を読ませ、しばらくしてから嘘だわかるものでなくてはなりません。また、嘘だとわかった時には「やられた!」と笑みがこぼれるものでもなければいけません。「嘘」とわからず信じ込ませるようなものはダメです。信じる時間が長くてもその日の内に「嘘」だとわかるものでなければなりません。それは「エイプリルフール」の嘘ではなくなってしまうからです。

 「エイプリルフールに嘘をつく」と言う事は、以上のような高度な人間の心理を読む技術とジョークのセンスが必要です。このような事からメディアなどで発表される「エイプリルフールの記事」で、そのメディアのセンスが計れると言う事になります。つまり「うまい嘘をつけないものが、うまい記事を書けるものか」と言う事です。

 そう言えば、数カ月前にNHKと朝日新聞のメディア上の戦いがありましたが、最近はとんと見なくなりましたね。あれも嘘だったのでしょうか? それとも続行中? このままうやむやになってしまうのでしょうか。
 あれは「エイプリルフール」ではないですよね。

by chankin1 | 2005-04-02 04:24 | Diary(日記)

ほとんど毎日、明治のミルクチョコレートを食べていますw


by ちゃんきん